皆様、こんにちは。
今日は、読影で使っている左手ディバイスの予備を作ってみました。
XPPENという会社のAC19という機械になります。
読影の時に多くの先生はマウスのホイールを使っていると思いますが、たくさん読影していると疲れてしまうので左手で画像をめくれるようにすると便利です。
今まではPowerMateという機械を使っていたのですが、絶版になってしまいました。悲しいです。
代わりに、ビットトレードワンのRev-O-mateを使っていたのですが、摺動部の剛性がいまいちで頻回に修理に出さないと行けないことが分かり、悩んでおりました。
何でもトライする精神で、安価なAC19を試してみたところ、惜しいところまでは行くのですが、あと一歩な状態でした。具体的にはホイール部分が重く、指で軽々、とは行かないところが問題でした。商品はいいので、魔改造でなんとか出来ないかと思い、改造してみました。改造したところ、パーツの一部を除去することで大変快適に読影出来ることが分かりました。今回は消耗に伴う予備機の作成を行ないましたので画像を撮ってみました。
上記の機械は、元々はイラストレーターの方が、よく使うテンプレートをショートカットするときに使用する機械のようです。現在ではユーチューバーさんが動画編集に使用することもあるようです。あと、日本で1人だけ読影に使っている人もいるそうです。
こちらがAC19になります。分解します。
赤枠のところに隠しネジがあるので、ゴムパッドをいったん外します。
ネジをとりましたら、プラスチックスクライブで2枚おろしにします。
ネジをとって基板を外します。
ネジ、小さいです。
隠しネジを覆っていたゴムパッドです。
外しましたら、中央のホイールを外します。
外したら、
こちらの赤枠に小さなプラスチックがあります。
こちらです。こちらの部品がフリクションの原因となっておりました。
中央のボタンが1つ使えなくなりますが、それよりもホイールをとりました。
金属部金を外して
グリスかシリコンスプレーします。心配ならコンタクトスプレーします。
こちらの清掃は、比較的頻回に必要かもしれません。(1ヶ月に1回ぐらい)
右に回したときに少し左に戻る現象が出たら、分解してエレクトリッククリーナーで掃除・コンタクトスプレーを塗布・摺動部にシリコンスプレーかグリス、で復活すると思います。
余りに使いすぎると壊れますが、4000円なので1年持てば御の字です。
戻して、3Dプリンターで作った台座に固定します。(電池交換があるのでマスキングテープでやりました。いつもながら、適当です。)この台座の角度が決まるまで、プロトタイプの作成に苦労しました。先生によって好みの高さも変わるかもしれません。ラフト、とっておけば良かったです。
自分はギターをやっていたので、左手の薬指が最もデリケートな作業に向いていました。
中指が加速移動で薬指で詳細移動にして使っています。
もはや、これがないと読影出来ないぐらいの便利さになりました。
安価な道具を魔改造・DIYでより高出力な仕事を頑張りたいと思います。
何でもトライできて嬉しい毎日です。
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