株式会社MITTのスタッフブログ: 「DICOMディバイダー」(DICOM受信分配機)、作りました!

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2014年4月19日土曜日

「DICOMディバイダー」(DICOM受信分配機)、作りました!

皆様、こんばんは。
最近現行のPACSから新しいPACSへの移行のお手伝いとか、新しいPACS側になったりしたりしているのですが、
「古いPACSにも画像を流しつつ、同時に新しいPACSにも画像を流したい!」
とか
「AEタイトルとかIPとかポートはは既存のもの1つを流用で済ませたい!」
などのご要望を頂きます。ありがとうございます。
切り替え前に両システムが稼働している安心感も大事ですし、追加のコストもかけずに切り替えの準備をやりたいものです。
その夢、わかります。その夢、叶えます!

そんなわけで、「DICOMディバイダー」(DICOM受信分配機)を作りました。これは既存のDICOM通信(AE・IP・Port)を流用して、切り替え前のPACSと新PACSの両方に同じデータを流せるブリッジサーバーです。(旧PACSのAEとIPとPortを変える必要がありますが、これ1つで済むのでラクです。)各モダリティの設定の変更は不要です。新PACSにも同時に画像が送れるので、新PACS側は過去データ部分をマージしながらいつでも本切り替えの準備が出来ます。恐ろしい達成です。

この「DICOMディバイダー」なのですが、なんと、送信先が3つ以上でもOKです。1つのDICOM通信を3つ以上にも分配出来ます。(電気のたこ足みたいなものです。本当に恐ろしいたとえです。)しかも、その配信先の1つだけ「匿名化」とかのタグ修正機能もあります。(治験向けPACSへの分配などにも使えます。)特定のSOPクラスを別のSOPクラスにも変更出来ます。非定型のDICOMファイルのクリーナー・フィルターとしても使えます。恐ろしい、達成です。

しかもこの「DICOMディバイダー」、ネットワークカードを複数枚(4枚)持っているのでDMZ(非武装ネットワーク)を作成して新PACSへの転送を別ネットワークでも構成出来ます。現状のネットワークに負荷をかけずに移行計画を遂行できます。ほんとうに、恐ろしい、達成です。

主に当社での作業に使う予定ですが、お求めの際には、近くの家電量販店、、、では売っておりませんので、Webフォームから御相談頂ければ嬉しいです。(本当に適当な人生ですいません。(^_^;))


いつも、素晴らしいチャンスを頂き有り難う御座います。鋭意、開発致しますので、「こんなことが、やりたいな!」などの要望御座いましたら、お気軽にお声掛け頂ければ嬉しいです。

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