今日は、大停電の教訓で感じた小型モジュールの重要性について書いてみたいと思います。
小型モジュールは趣味で大好きな機器なのですが、余り活躍の場が少なくて残念に思いました。が、今回の停電で省電力(とてもとても省電力)でポータブル電源で運用可能な小型モジュールがあれば、通信のブリッジやアプリでは出来ない経時的で大量なスクレイピングと自作まとめサイトが可能ではと感じました。(データセンターの機器でやってもいいかもしれないのですが、そこはやはり、趣味の世界全開で楽しみたいと思います。)
まずは使えそうなハードウェアを探して写真を取ってみました。
まずは最有力候補のギガバイトのBRIXの写真を撮ってみました。
下の黒い箱はスピーカーです。
とても小さいです。こちらは非常時用のwindowsが入っていてマウスや省電力モニターと繋がっています。
こちらはルーター直下に有線で繋いでいるlinuxのBRIXです。
とても小さいです。
ONUと比較してもとても小さいです。
BRIXのいいところは、個人的にはSSDをそのまま詰めることです。後述のBBBやらラズベリーパイはIOがSDカードなのでどうしてもIO負けします。 BRIXであれば普通のlinuxサーバーとして十分使えて便利です。CPUも決して爆速とは行きませんが、十分使用に耐える、良いCPUと思います。CPUは新しいものもあるようなのですが、余りスペックが変わらない(GPUは良くなったみたいです。)なので、古いBRIXでも十分機能してくれます。Bay trailのJ1900とかN2807とかみたいです。ベイトレイル、22nmですが良い設計と思います。特にJ1900、素晴らしいです。(趣味です。)
気になる通常使用でのワット数ですが、19Wぐらいでした。3時間ぐらい稼働していても1時間あたり18Whぐらいだったので意外とBBBやラズベリーパイとも戦える省電力でした。素晴らしいです。
値段は筐体・メモリ・SSDで5万円弱ぐらいで作れると思います。ちょっとした価格ですが、心強いです。
次はこちら、BBBです。(Beagle Bone Blackの略だったと思います。)
別のケースに入っているBBBです。さらに小さいです。
こちらはラズベリーパイという有名な小型PCです。
筋トレ用のプッシュアップバーと並べて見ました。
比べてもとても小さいです。
BBBとラズベリーパイはほぼ同じ立ち位置です。BBBの方がラズベリーパイよりCPUに余裕があります。ArmのCPUでIOはSDカードになっています。メモリは基板に固定で1Gぐらいだったと思います。専用のOSもあるみたいなのですが、使い勝手を考えてlinux(CentOS)で使っています。
GPIOが使えたりと面白機能がたくさんあるのですが、ネックはIOの弱さとCPUパワーで、大量のスクレイピングやパーシングをしながら書き込んでいると、userとIOwaitでロードアベレージがたまっていくパターンが多いです。ポートフォワードやSSHゲートウェイ・haproxyの用途では十分役に立つと思います。
気になる消費電力ですが、7Wぐらいです。やっぱりすごい省電力です。
値段はケースや充電周りもろもろでBBBが1万円ぐらい、ラズベリーパイは5000円ぐらいだと思います。
思いの外、電力消費に差がなかったのに驚きました。(BRIXは50Wぐらい行くかと思っていました。何でも測定してみるものだととても勉強になりました。)
お金をかけてよければBRIXがいいと思いますが、小さくて安いBBBもラズベリーパイも魅力的です。
これからスクレイピング用のソフトを作ってどちらが用途に合っているか検証していきたいと思います。
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